小売業者 キリンラガービール創業1888年の復刻版ラベルと1889年のラベルのビール

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江戸〜明治のビール事情日本にビールがやってきたのは江戸時代。初めてビールが日本の文献に登場するのは享保9年(1724年)発行の「阿蘭陀(おらんだ)問答」です。「殊外悪敷物(ことのほかあしきもの)にて何のあちはひも無御座候(ござなくそうろう) 、名はヒイルと申候(もうしそうろう)。」【現代語訳:思ったよりおいしくなく、何の味わいもない。名前はヒイルというらしい。】と否定的に書かれています。明治維新によって海外ビールが輸入されるその後は明治維新が起こり、欧米文化とともに多くの海外ビールが日本に輸入されます。現1万円札の顔である福沢諭吉は慶応3年(1867年)発行の「西洋衣食住」で「其味(そのあじ)至って苦けれど胸隔(きょうかく)を開くために妙なり。」【現代語訳:その味は苦いけど、(相手と)腹を割って話せるので不思議だ。】と記しています。「胸隔を開く」とは腹を割って話すという意味です。福澤諭吉出典:一万円札と福澤諭吉:慶應義塾【明治時代の国内ビールの価値】明治時代から日本でもビールの製造が始まりましたが、当時のビールは非常に高級品でした。かけそば、かけうどんが5厘∼1銭だった時代にビールの大瓶1本は16銭で、今の金額に換算すると約6,000円もしました。現代でいうとシャンパンくらいでしょうか。庶民には簡単に手が出せませんね。よって、当時は軍人や実業家などお金持ちの飲み物となっていました。【キリン ラガービールの歴史】1888年(明治21年)、日本でビールがまだ広くは飲まれていなかった時代に「キリンビール」(後の"キリンラガービール")は誕生しました。当時、西洋から輸入されていたビールのラベルに動物の絵柄が描かれていたことから、東洋の創造上の動物で幸福・吉兆の象徴である「麒麟」を採用したのではないかといわれいます。写真左側に写っているキリンビールのラベルが創業1888年のものです。写真右側に写っているキリンビールのラベルが1889年のものです。坂本龍馬がラベルを作るのに関わったといわれています。御希望価格などメッセージ下さい♪

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